2016/11/09「トランプ・ショック大暴落」の研究 本文へジャンプ


1日の下げ幅は大きいが、せいぜい「やや安値圏」のレベル
トランプ・ショックで、11月9日、日経平均は-920円と暴落しました。
たしかに、1日の下げ幅は大きいですが、
下記表のように、3点チャージ投資法の「大暴落基準」には、
どの項目も届きません。
今年6月24日、英国のEU離脱に比べても、暴落度は、はるかに低いです。
3点チャージ分析としては、トランプ・ショックは、せいぜい「やや安値圏」といった位置づけになります。
優良銘柄の3点チャージもゼロなので、
この暴落に、あえて立ち向かうなら、「6.24暴落」と同様、
優良銘柄で個性される、3点チャージ・コア15等を、
暴落の9日終値で買うのが、ベターな選択です。
 大暴落の比較 大暴落の
基準
11/9 6/24
トランプ・
ショック
英国の
EU離脱
日経平均/乖離率 -10%以下 -4.6% -8.8%
日経平均/RSI 25%以下 34.6% 30%
3点チャージ(東証1部) 100銘柄以上 22 81
コア15の3点チャージ 3銘柄以上 0 0

3点チャージ・コア15等を11月9日の終値で買う
3点チャージ・コア15等を11月9日の終値で買う
翌10日、指し値と引け成り行きで手仕舞い


今回の暴落は、前回の6月24日(英国のEU離脱)と同様、
暴落の当日、3点チャージ・コア15等を、終値で買います。
投資対象は、コア15の他、国際優良銘柄や大型ディフェンシブ銘柄などから選びます。
暴落の翌日、10日は急反発し、前引け段階で、
日経平均が1000円も上昇し、前日の暴落を帳消しにしているので、
この日に手仕舞います。
損益確定は、
(1)目標利益(+3%、+5%等)を決め、指し値。売り抜けない場合は、引け成り行きで手仕舞い。
(2)全て10日終値で手仕舞い

下記表のパフォーマンスを見ると、
(1)は、利益率+3%で指値すると、コア15の15銘柄中、14銘柄が売り抜け、
残ったNTTは終値で利益確定(+1.0%)できます。
利益率+5%だと、コア15の15銘柄中、9銘柄が売り抜け、
残った花王など、6銘柄は全て終値利益確定できます。

(2)全て10日の終値で決済した場合、全15銘柄で利益確定できます。
利益率で大きいのは、信越化学+11.4%、三菱商事+7.2%、ファナック+7.2%、トヨタ+6.0%等。利益が小さいのは、JTの+0.9%、NTTの+1.0%等。
(2)の方法は、目標利益を考える必要が無く、面倒がないのがメリットです。
※表の見方
・買値は11月9日終値
・評価はが利益率+5%以上、が利益率+3%以上、-が利益率0%〜3%


※2016/7/7、コア15の銘柄メカ変更ヘンコウ実施